Mr. New Orleans ことStanton Mooreの紹介です。
ファンク系のドラマーになるのですが、非常にファンキーなドラムを叩き、
しかも彼自身がドラム演奏中にリバーヴやフランジャーをかけたりするなど
誰が聞いても知っている人なら「Stanton Mooreだ!」とわかるくらいの
特徴的なドラムを叩きます。
非常に心地よいファンクグルーブで彼のドラムを聴いていると勝手に腰が
動いちゃいますね(笑)
めちゃくちゃきもちいいです。
見た目は普通にアメリカの眼鏡のおっちゃんって感じなんですけどね。
声もハスキーすぎて時々何言ってるのかわからないし(笑)
そもそもはGalacticのドラマーですが、非常にNew Orleansのファンクグルーヴの研究に
余念がなくGloove Alchemyというファンクグルーヴの教則DVDを2010年に出したり、
自分のソロ活動だったりと非常にドラマーとしては多彩な活動をしていますね。
そんな彼のドラムセットです
Gear
Gretsch
Round Badge ('60s)
5 x 10 Maple Snare
12" LP Pandeiro
4 x 14 Gretsch Custom Snare
4 x 14 Dunnett Titanium
8 x 12 Tom
16 x 16 FloorTom
14 x 20 Bass Drum
12 x 26 Bass Drum
Cymbals
Bosphorus
14" Traditional Hi-Hats
20" Traditional Crash
22" Traditional Ride
20" Pang
LP Cowbell
グレッチのヴィンテージドラムにボスフォラスのシンバルを使い、まさに
彼自身のドラムの音色がすべてヴィンテージサウンドです。
最近はあまりリバーブなどの音響効果を多様することなく彼自身の腕による
ドラムが多くなりました。
それでも非常に特徴的なドラムを叩くので、ひとつずつ紹介していくと
・フィルインでさえ、グルーヴ感を感じれるようなシンプルなフレーズを好む
・ゴーストノートを多用し、非常に細かく繊細なドラムを叩く
・ライドを用意しているが、あくまでもクラッシュシンバルの一枚のように
クラッシュとしても好んで使用する。
・アクセントのつけ方が非常に大胆。
・ドラムソロではハンドドラミングを使ってタム類を残響させるなどの演奏効果を
行い、しかもそれをグルーヴ兼メロディにする。
・ドラムソロでも非常に派手なフィルインはあまりせず、すべてグルーヴ(笑)
まあ行ってしまえばヴィンテージグルーヴ親父ですね(笑)
でも彼の功績は非常に偉大です。彼の知名度が功を奏してBosphorus Cymbalは
われらが日本の楽器屋に置かれるようになりました。(すべてが彼の影響ではないですが)
めちゃくちゃかっこいい派手なドラムもいいですが、彼のように気持ちよくなれる
男くさいドラムも僕は大好きです。
ぜひあなたも聞いてみてください。
Memphis Drum Shop でのドラムソロ
https://www.youtube.com/watch?v=VCbPapIu7Qw&index=5&list=RDaAJtmDQBvF8
Stanton Moore Trioによる演奏「Knocker」
https://www.youtube.com/watch?v=SMKVlD_kufk